カードゲームの大会に初めて出るとき、いちばん困るのが「何を持っていけばいいのか」です。検索して出てくる持ち物リストは経験談ベースが多く、ゲームタイトルごとの違い(ポケモンカードはダメカンが要る、バトルスピリッツはコアを自分で持っていく等)まで整理されたものはほとんどありません。
先に結論です。店舗大会や交流会レベルなら、持ち物は次の最小セットで足ります。
まずはこれだけ(店舗大会の最小セット)
- デッキ(スリーブに入れて)
- 参加登録用のアプリを入れたスマホ
- 参加費(金額や有無は店舗のイベント告知で確認)
- タイトル固有の必需品
ポケカ=ダメカン類/バトスピ=コア/ワンピ=ドン!!カード10枚/ユニアリ=APカード3枚
この記事では、初めてカジュアルな大会(店舗大会・交流会)に参加する人向けに、上の最小セットから「あると快適なもの」までを、各タイトルの公式ルール・大会規定の根拠付きで整理します。
対象はポケモンカード・デュエルマスターズ・MTG・遊戯王OCG・ワンピースカードゲーム・バトルスピリッツ・ヴァンガード・ユニオンアリーナ・ヴァイスシュヴァルツの9タイトル。タイトル別のセクションは自分のゲームのところだけ読めば大丈夫です。
大会の「レベル」で持ち物は少し変わる
どのタイトルも、大会はおおまかに2階層に分かれます。
カジュアル(この記事の基準)
カードショップの店舗大会・交流会。ポケカのジムバトル、MTGのフライデー・ナイト・マジック、遊戯王のランキングデュエルなど。
競技
公認CS・シティリーグ・チャンピオンシップ予選など。デッキリスト事前提出や本人確認があり、スリーブやライフ記録の規定も厳しめ。差分は本文中で補足します。
レベルを問わず共通するのが受付時刻の厳格さです。チェックインに遅れると不参加(無断キャンセル)扱いになる大会もあるので、受付の開始・締切時刻は事前に確認しておいてください。
全タイトル共通の持ち物
まず、対戦席の上がどうなるかのイメージです。ここに並ぶものを順に見ていきます。
デッキ(スリーブに入れて)
全員必須
当然の筆頭ですが、ポイントはスリーブです。ルール上スリーブが任意のタイトル(ポケモンカード等)でも、大会に出るならスリーブ装着が実質の前提になります。カードのキズや汚れは「裏から特定のカードが判別できる状態(マークド)」としてジャッジ判断の対象になり得るためです。
また、ヴァンガードのようにメインデッキへのスリーブ使用がルールで必須のタイトルや、ワンピースカードゲーム・ユニオンアリーナのように「スリーブを使うなら不透明のもの」という条件が付くタイトルもあります。
どのスリーブがどのゲームに合うか(レギュラーサイズかミニサイズか)はカードサイズ・スリーブサイズ早見表に、定番製品はサイズ別にそちらでまとめています。
替えのスリーブ
全員必須 数枚でOK
対戦中にスリーブが裂けると、そのままでは「1枚だけ状態の違うカード」ができてしまい、続行に支障が出ます。替えが数枚あれば差し替えて終わりです。
これはレベルを問わず持っておきたいもので、公式側にも根拠があります。デュエルマスターズの公式ページは大会の持ち物として「予備のスリーブ」を挙げていますし(「万が一会場でスリーブが破けてしまった場合でも、予備があると安心」)、ポケモンカードのチャンピオンズリーグの持ち物案内にも「予備のデッキシールド」が明記されています。MTGのようにサイドボードのスリーブを回して凌げるゲームもありますが、数枚をデッキケースに忍ばせておく方が確実です。
インナースリーブ・オーバースリーブ(多重派は上限に注意)
多重スリーブ派のみ
普段からインナー+キャラスリ+オーバーの三重で運用している人は、大会前に一度だけ確認してください。多重スリーブの上限はタイトルによって違い、「2重まで」のタイトルがあります(ワンピースカードゲーム・バトルスピリッツ・ユニオンアリーナ)。普段の三重構成のまま出ると規定に引っかかるので、この3タイトルに出る場合は組み替えが必要です。タイトル別の上限は後半のレギュレーション早見表にまとめました。
組み方の基本と製品選びは二重スリーブの記事で、インナーはインナースリーブの記事、オーバーはオーバースリーブの記事で解説しています。
デッキケース
実質必須
デッキをそのままカバンに入れると角折れの原因になります。大会ではデッキ本体に加えて、替えスリーブやダメカンなどの小物も一緒に運ぶことになるので、小物ポケットのある持ち運び向きのケースだと荷物がまとまります。
容量の考え方や持ち運び向きの製品(小物ポケット付き・二重スリーブ対応の容量など)はデッキケースの記事にまとめているので、そちらを参考にしてください。
プレイマット
あると快適
必須ではありません。デュエルマスターズの公式持ち物案内でも「あれば」の扱いです。ただ、会場の机は硬くて滑りやすいことが多く、カードの保護とシャッフル・プレイのしやすさの両面で定番の持ち物になっています。キャラクターものは値が張りますが、無地なら1,000円台からあります。なお大型イベントでは主催側が卓上シートを用意していて、持参不要な場合もあります。
ライフ・ダメージ管理用品
タイトルによる
ここはタイトルによる差がいちばん大きいところです。方式は3系統に分かれます。自分のゲームがどれかをまず確認してください。
カードで管理
道具は不要
ワンピース/ヴァイス/ユニアリ/ヴァンガード
実物トークンで管理
持参必須・忘れると対戦不可
ポケカ(ダメカン)/バトスピ(コア)
数値を記録して管理
カウンター・電卓・メモ
MTG(ライフ20点〜)/遊戯王(LP8000)
数値管理型のゲームでカジュアルに遊ぶなら、クリック式のライフカウンターや、MTGなら数字が順に並んだ20面のスピンダウンダイスが手軽です。スマホのライフカウンターアプリで管理する人も多く、MTGのイベント規定でも、記録のための電子機器の使用はルール適用度が一般(カジュアル)のイベントなら認められています。
ただし競技大会では扱いが変わります。MTGのイベント規定では、競技イベントにおいてサイコロのような「容易に数値が変わってしまう」記録手段は認められず(記録用の電子機器も一般限定)、紙などへの記録が求められます。途中経過が残らないと、ライフの申告が食い違ったときにジャッジが検証できないためで、競技大会に参加する場合は紙とペンを優先してください。遊戯王は逆に、電卓(またはニューロンを入れたスマホ)と「ライフポイントの推移を記入するためのメモ用紙と筆記用具」が大会規定に明記されています。
クリック式の定番はホビーベースのNeo Wカウンター40です。カウンターが2つ並んだ2連タイプで、カラーは白・黒のほか複数色が出ています。
![カードアクセサリコレクション Neo Wカウンター40<ブラック> [CAC-GG76]](https://tcg-supply-navi.com/wp-content/uploads/2026/07/photo-92867.webp)
スピンダウンダイスは単品パッケージでの正規流通が少なく(プレリリースキットなどの付属品が中心)、入手はAmazonのバラ売りが手軽です:MTG スピンダウンダイス
筆記用具・メモ帳
タイトルによる カジュアルでは基本不要
ライフやダメージをカードやトークンで管理できているタイトルなら、カジュアルの店舗大会では基本的に不要です。必要になる(または役立つ)のは次のケースに限られます。
- 遊戯王:ライフ推移の記録用として大会規定に明記された持ち物(大会形式では記録必須)
- MTGの競技イベント:紙でのライフ記録が本命
- MTGでメモを活用したいデッキ:イベント規定でマッチ中のメモ取りと参照が認められており、手札破壊などで公開された相手の手札を書き留めておく使い方があります(記録用紙はマッチ開始時に空白であること)
- デュエルマスターズ:公式の持ち物案内に筆記用具が入っている
逆にポケモンカードは対戦中のメモ行為自体がフロアルールで禁止です。タイトル間で扱いが正反対なので、掛け持ちの人は注意してください。
トークン・マーカー類
デッキによる
ここでの「トークン」は、カードの効果によって盤面に出てくる、実物のカードとして存在しないモンスターやユニットのことです(遊戯王のトークン、MTGのトークン・クリーチャーなど)。トークンを出す効果のカードをデッキに入れているなら、盤面でそれを表す物が必要です。扱いはタイトルでかなり違います。
- 遊戯王:規定上は「『攻撃表示』『守備表示』が確認できるアイテム」を必要数。トークンも通常のモンスターと同じく縦置き・横置きで表示を示すため、向きが判別できる形のものを使う趣旨です(デッキ構築に使えるカードでの代替は禁止)
- MTG:両プレイヤーに明白なら代用品でOK(公式トークンカードでなくてもよい)
- ヴァンガード:トークン・マーカー類は公式で配布・発売されたカードのみ使用可
- ポケモンカード:どく・やけどマーカーは固有アイテム側で用意(タイトル別の項を参照)
スマホ(大会アプリ)と参加費
全員必須
現在の大会参加は、ほぼ全タイトルで専用アプリまたは会員IDが前提です。これは大型大会に限った話ではなく、店舗レベルの大会から使います。ポケモンカードは公認・公式大会への参加に会員登録が必要とされており、バンダイ系3タイトルはショップイベントや交流会も事前応募制、ブシロード系もブシナビ応募が基本です(遊戯王は参加自体はニューロンなしでも可能な大会がありますが、ポイント加算には必須)。どのタイトルで何が要るかは後半の早見表にまとめています。
マッチングや結果報告までアプリで行う運用が多く、電池が切れると大会進行に直結するため、モバイルバッテリーもあると安心です。
当日インストールして会場で登録に手間取るのが初参加あるあるなので、アカウント登録まで前日までに済ませておくのがおすすめです。
参加費の有無と金額は大会ごとに異なります。店舗のイベント告知(またはアプリ内のイベントページ)で事前に確認してください。
タイトル別の固有アイテムと登録
ここからはタイトル別です。自分のゲームの項目だけ読めば大丈夫です。
ポケモンカード
固有アイテム:ダメカン・どく/やけどマーカー・コイン
参加登録:プレイヤーズクラブ(SMS認証あり)
固有アイテムはダメカン・どく/やけどマーカー・コインです。チャンピオンズリーグの持ち物案内にも明記されている、各自で用意するアイテムです。カジュアルな場では「おたがいが了解すれば」代用品も使えますが、フロアルール上、サイコロでの代用は「対戦相手もしくはジャッジの承認を受けた場合に限り」可、コインは「ポケモンカードゲーム関連商品のコイン」に限られます。きちんと揃えて損はありません。
ケースに入れてまとめて持ち運ぶのが定番で、公式のダメカンケースが数百円で売られています。
注意点は2つ。前述のとおり対戦中のメモは禁止という点は他タイトル経験者ほど引っかかりやすいポイントです。また、チャンピオンズリーグなど大型大会では、これに加えて予備のデッキシールドと本人確認書類(原本)が持ち物に指定されています。
デュエル・マスターズ
固有アイテム:なし(専用の道具は不要)
参加登録:DMPランキング+サポートアプリ(公認CSはアプリでのデッキ提出必須)
専用の道具は特にありませんが、運用面で大きな変化がありました。2026年6月1日から、公認CSではサポートアプリによるオンラインでのデッキ提出が必須になっています。紙のデッキシートは「使用可否はイベント主催者の指示に従って」という補助扱いに変わったので、ネットの古い持ち物リストにある「デッキシートを書いて持参」を鵜呑みにしないでください。ただし超CSのような大型イベントでは専用の紙シートに手書きする方式が残っており、記入不備はペナルティ対象です。出る大会の案内に従ってください。大会参加の入口はDMPランキングへの登録です。
公式ページの持ち物案内は「デッキ(きれいなスリーブに入れて)・予備のスリーブ・参加費・筆記用具・スマホ・プレイマット(あれば)」という構成で、この記事の共通項とほぼ同じです。スリーブは競技イベント運営ルールで3重までと決められています。カジュアル寄りの入口としては、交流会イベント(デュエ募交流会)やデュエパーティー向けの集まりもあります。
MTG(マジック:ザ・ギャザリング)
固有アイテム:ライフ記録手段(カジュアル=カウンター等/競技=紙+ペン)
参加登録:ウィザーズ・アカウント+Companionアプリ(店舗イベントで実質必携)
固有の物理アイテムはほぼありませんが、ウィザーズ・アカウントとCompanionアプリが店舗イベントでは実質必携です(参加登録・マッチング・結果報告に使用)。ライフ管理は前述のとおりで、カジュアルならスピンダウンダイスやカウンター、競技イベントでは紙とペンでの記録が求められます。トークンカードは代用品でも構わないルールなので、必須ではありません。
初参加の場としてはプレリリース(新セット発売前の体験イベント)が定番で、公式の案内でも基本は手ぶらで参加でき、持っていくならスリーブ40枚以上・6面ダイス数個・メモとペン、という位置づけです。初参加レポでも「あってよかった」に挙がるのはやはりメモ帳とペン(ライフ計算にもトークンの代用にもなる)と、カウンターやマナの管理に回せる色付きのサイコロ数個です。
遊戯王OCG
固有アイテム:電卓(or遊戯王ニューロン入りスマホ)・ライフ推移のメモ用紙・筆記用具・(トークン)
参加登録:KONAMI ID+遊戯王ニューロン(ポイント加算に必須)
ショップイベントの大会規定に、ライフ計算用として「電子式卓上計算機(電卓)」または遊戯王ニューロンを入れたスマホ、そして「ライフポイントの推移を記入するためのメモ用紙」と筆記用具が、各自で用意する持ち物として明記されています。ランキングデュエルなどの大会形式ではライフ推移の記録が必須です(逆に、推移以外のことをメモするのは禁止)。
トークンを出すデッキなら、向き(攻撃表示・守備表示)が判別できるアイテムを必要な数だけ用意します。コイン・サイコロ・カウンターはニューロンのユーティリティ機能で処理することも認められています。フィールドセンターカードは任意で、主催者が許可した場合に使えます。
参加登録はKONAMI IDとニューロンのセットが基本です。参加だけならニューロンなしでも可能な大会もありますが、ランキングポイントの加算には必須で、結果入力にもスマホを使います。初参加のつまずきどころも受付で、MyKONAMIに住所・氏名などの個人情報が未記入のままだと受付時にエラーになります(事前に登録内容を確認しておくとスムーズです)。またニューロンで予約した大会を無断キャンセルすると、一定期間イベント予約ができなくなるペナルティがあります。
YCSJのような大型大会では身分証明書も必要です。スリーブは同一のものでそろえ、「スリーブに加工を施すことも禁止」と規定されています。
バトルスピリッツ
固有アイテム:コア約30個+ソウルコア1個(持参義務・忘れると対戦不可)
参加登録:BANDAI TCG+(ショップバトルも事前応募)
9タイトル中で最も「忘れたら詰む」度が高いのがバトルスピリッツです。公式ルールに「ソウルコア・コア・プレイシートは、自分の使用する分を各自でご用意ください」とあり、コア約30個+ソウルコア1個の持参が前提です。ライフもコア5個で管理するため、コアがないと対戦そのものができません。
公式からコア&カードセット2026(税込990円)という補充用商品が出ているので、これから始める人はデッキと一緒に確保しておくと確実です。
スリーブは他タイトルより厳しめで、フロアルールで「透明スリーブと不透明スリーブ各1枚の二重まで」、三重以上は禁止です。転醒カード(両面カード)を使うデッキは不透明スリーブが必須になります。大会参加はショップバトルも含めてBANDAI TCG+での事前応募が基本です。
ワンピースカードゲーム
固有アイテム:ドン!!カード10枚(デッキの一部として必須)
参加登録:BANDAI TCG+(交流会も事前応募制)
リーダーカード1枚+デッキ50枚に加えて、ドン!!カード10枚が必要です。バンダイ系タイトル共通のフロアルール(BANDAI CARD GAMES 基本フロアルール)では、コアやドン!!カードは「ゲームの進行に必須なアイテム」とされています。不足時は大会運営者から貸出などの処置が行われる場合もあるとされていますが、当てにせず自分の分を持っていくのが基本です。スタートデッキには10枚が同梱されています。
ドン!!カードの忘れ物は定番の事故で、デッキを組み替えたときにドン!!だけ移し忘れるのが典型パターンです。抽選に当たったフラッグシップバトルを忘れ物で直前辞退した例まであるので、予備の10枚をデッキケースに常備しておくと安心です。
ライフはデッキのカードで管理するので専用器具は不要、サイコロなどのサポートアイテムは対戦相手に了承を取って使う決まりです。
スリーブを使う場合は不透明のものを1枚以上・全カード同じ構成が条件で、重ねられるのは二重まで(三重以上は禁止と明文化。透明スリーブを組み合わせる場合は無地の透明+不透明各1枚)。リーダーカードとドン!!カードはデッキと別のスリーブでよく、ローダーに入れる運用も認められています。
参加はBANDAI TCG+での事前応募が前提で、交流会レベルから応募制です。フラッグシップバトル以上では顔写真登録や身分証も関わってきます。
ヴァンガード
固有アイテム:デッキで使う公式トークン・マーカー類(該当デッキのみ)
参加登録:ブシナビ(大型大会は応募必須)
デッキ構成はライドデッキ5枚+メインデッキ50枚。メインデッキへのスリーブ使用はルールで必須で、多重は3重までです。
スリーブ選びで注意したいのは、ヴァンガードのカードが公式のカードサイズ区分でミニサイズ(約59×86mm)だという点です。ファイターズルールでは、スリーブを1枚だけ使う場合は「ミニサイズ向けの不透明なスリーブ」を使うことになっており、公式の地区大会や全国大会では、カードに最初に重ねる不透明スリーブとしてミニサイズ向けのものが求められます。
デッキで使うトークン・マーカー類(トークン、ギフトマーカー、クイックシールド・チケット等)は「公式で配布・発売されたカードのみ」使用可と決められているので、該当するデッキの人は忘れずに。エネルギーを使うデッキなら、公式のエネルギーカード10枚、またはエネルギーカウンター1枚+ファイターズコイン1個が必要です。ダメージはカードで管理するため専用器具は不要です。
ヴァンガード固有の忘れ物がライドデッキです。久しぶりに使うデッキだとライドデッキ5枚の入れ忘れや欠けが起きがちなので、デッキをケースに戻すときはライドデッキまでセットで確認を。大会参加はブシナビが入口です(大型大会はブシナビ応募必須。デッキ登録が当日だと詰まりやすいので前日までに)。
ユニオンアリーナ
固有アイテム:APカード3枚
参加登録:BANDAI TCG+(代理応募禁止)
デッキ50枚に加えてAPカード3枚が必要です(チャンピオンシップの大会レギュレーションで、デッキと並ぶ必要物として明記)。APカードはフロアルール上「デッキと異なるスリーブ」を使うか、スリーブなしにする決まりで、カードローダーに入れることもできます。
ライフは山札のカードで管理するので器具は不要です。チャンピオンシップの規定では、公式のBPカウンター・マーカーは使用可能ですが、それ以外の「メモがとれるもの、時計など」は対戦中しまうことになっています。
スリーブは「不透明のものを使用してください」と規定され、重ねられるのは2枚まで(片方は不透明であること)。参加はBANDAI TCG+必須(代理応募禁止)です。
ヴァイスシュヴァルツ
固有アイテム:なし(9タイトルで最も荷物が軽い)
参加登録:ブシナビ(+大会でのデッキコード登録)
クロックもストックもレベルも全部カードの置き場所で管理するため、デッキ50枚以外の固有アイテムがありません。9タイトルでいちばん荷物が軽いゲームです。
スリーブはブシロードTCG共通のフロアルールが適用され、公式大会では原則スリーブ必須・3重まで・透明のみは不可です。参加はブシナビ応募が基本で、大会ではデッキコードの登録も使われます。
レギュレーション早見表(公式規定ベース)
ここまでに出てきた規定を一覧にします。いずれも各タイトルの公式規定文書(フロアルール・大会規定)の記載に基づいています。規定は改定されるので、競技大会に出る前は必ず最新版の原文を確認してください。
スリーブ規定の比較
多重スリーブの上限は3グループに分かれます。バンダイ系の3タイトルが2重まで、という対応関係を覚えておくと迷いません。
2重まで
ワンピース/バトスピ/ユニアリ(バンダイ系)
3重まで
デュエマ/ヴァンガード/ヴァイス
枚数の明文なし
ポケカ/MTG/遊戯王(ジャッジ判断・大会規定による)
| タイトル | 多重の上限 | 不透明・その他の条件 |
|---|---|---|
| ポケモンカード | 恒常ルールに明文なし(大会ごとの規定による) | スリーブ使用自体が任意 |
| デュエル・マスターズ | 3重まで | 同一スリーブ。裏面が高反射・全面ホログラムは不可 |
| MTG | 明文の上限は未確認 | 同一・同配置。両面カード使用時は完全不透明。競技では反射・ホログラム制限 |
| 遊戯王OCG | 明文の上限は未確認 | 同一スリーブ。スリーブへの加工禁止 |
| バトルスピリッツ | 2重まで(透明+不透明 各1枚) | 転醒カード使用時は不透明必須 |
| ワンピースカード | 2重まで(3枚以上は禁止) | 使う場合は不透明1枚以上・同一。透明を含む二重は無地透明+不透明の組み合わせのみ |
| ヴァンガード | 3重まで | メインデッキはスリーブ必須。1枚のみの場合はミニサイズ向けの不透明スリーブ |
| ユニオンアリーナ | 2重まで(片方は不透明) | 不透明スリーブ必須 |
| ヴァイスシュヴァルツ | 3重まで(4重以上不可) | 公式大会は原則スリーブ必須。透明のみは不可 |
ライフ・ダメージ管理の比較
| タイトル | 方式 | 持っていく物 |
|---|---|---|
| ポケモンカード | ダメカン実物 | ダメカン・コイン・各種マーカー |
| デュエル・マスターズ | シールド(カード) | 専用器具は不要 |
| MTG | 数値記録 | 競技=紙+ペン優先。カジュアル=カウンター/スピンダウン可 |
| 遊戯王OCG | 数値記録 | 電卓orニューロン+推移メモ用紙・筆記用具 |
| バトルスピリッツ | コア実物 | コア約30個+ソウルコア1個(持参義務) |
| ワンピースカード | デッキのカード | 器具不要(ドン!!カード10枚は別途必須) |
| ヴァンガード | ダメージゾーン(カード) | トークン類は公式品のみ |
| ユニオンアリーナ | 山札のカード | APカード3枚。公式BPカウンター使用可 |
| ヴァイスシュヴァルツ | クロック/ストック(カード) | 固有品不要 |
参加登録に必要なアプリ・ID
| タイトル | 必要な登録 | 補足 |
|---|---|---|
| ポケモンカード | プレイヤーズクラブ | SMS認証あり。公認・公式大会の参加に必須 |
| デュエル・マスターズ | DMPランキング+サポートアプリ | 2026年6月〜 公認CSはアプリでのデッキ提出必須 |
| MTG | ウィザーズ・アカウント+Companion | 店舗イベントでは実質必携 |
| 遊戯王OCG | KONAMI ID+遊戯王ニューロン | ポイント加算にニューロン必須 |
| ワンピース/バトスピ/ユニアリ | BANDAI TCG+ | 交流会・ショップバトルも事前応募制 |
| ヴァンガード/ヴァイス | ブシナビ | 大型大会はブシナビ応募必須 |
よくある質問
対戦中にメモを取ってもいい?
タイトルによって正反対です。遊戯王は大会形式のイベントならライフ推移の記録が必須(ただしメモしてよいのはライフ推移のみ)。ポケモンカードは対戦中のメモ行為がフロアルールで禁止されています。MTGは対戦中のメモ取りが規定で認められており、競技イベントでは紙などへのライフ記録が求められます。これら以外のタイトルはメモの可否について明文の規定が確認できないので、対戦中にメモを取りたい場合は主催者やジャッジに確認してください。複数タイトルを掛け持ちする人ほど混同しやすいポイントです。
サイコロやコインは代用品でもいい?
これもタイトル次第です。ポケモンカードはサイコロ代用に相手またはジャッジの承認が必要で、コインは公式関連商品のもの限定。バンダイ系タイトル(ワンピース・バトスピ・ユニアリ)の共通フロアルールでは、サイコロなどのサポートアイテムは対戦相手に了承を取って使う決まりです。ヴァンガードはデッキで使うトークン・マーカーが公式品限定、MTGはトークンを両プレイヤーに明白な代用品で済ませてよいルールです。迷ったら公式品を持っていくのが確実です。
身分証は必要?
店舗大会・交流会レベルでは通常不要です。大型大会では必要になるケースが明記されています(ポケモンカードのチャンピオンズリーグ=本人確認書類の原本、遊戯王YCSJ=身分証明書、ワンピースカードのチャンピオンシップ=身分証が参加条件)。大型大会に出るときは参加案内の持ち物欄を必ず確認してください。
デッキリストの提出は必要?
カジュアルな店舗大会では不要な場合が多いですが、競技大会では標準です。デュエルマスターズの公認CSは2026年6月からアプリ提出が必須、ポケモンカードのチャンピオンズリーグはWeb上での事前デッキ登録、ヴァイスシュヴァルツの大会ではデッキコード登録が使われます。提出方式がここ数年で紙からアプリ・Webに置き換わっているので、古い情報に注意してください。
持ち出しチェックリスト
最後に、ここまでの内容をチェックリストにまとめます。印刷やスクリーンショットで大会前の確認にどうぞ。
全員(必須)
- □ デッキ(スリーブに入れて・デッキケースへ)
- □ 参加登録済みのスマホ(大会アプリ・充電も確認)
- □ 参加費
- □ 替えのスリーブ数枚
タイトル固有(自分のゲームだけ)
- □ ポケモンカード:ダメカン・どく/やけどマーカー・コイン
- □ 遊戯王:電卓(orニューロン入りスマホ)・メモ用紙・筆記用具・(トークン)
- □ MTG:ライフ記録手段(カジュアル=カウンター・アプリ等/競技=紙+ペン)・トークンを出すデッキはトークン類
- □ バトルスピリッツ:コア約30個+ソウルコア1個
- □ ワンピースカード:ドン!!カード10枚
- □ ユニオンアリーナ:APカード3枚
- □ ヴァンガード:デッキで使う公式トークン・マーカー類(エネルギー使用時はカウンター等)
あると快適
- □ プレイマット
- □ モバイルバッテリー
- □ ストレージボックスや小袋(当日買ったパック・戦利品用)
競技大会に出るなら追加で
- □ 身分証(大会案内で要否を確認)
- □ デッキリストの事前提出(アプリ/Web。〆切に注意)
- □ スリーブ規定の再確認(多重上限・不透明条件)
まとめ
大会の持ち物は「デッキ+登録済みスマホ+参加費」の最小セットに、タイトル固有の必需品(ダメカン・コア・ドン!!カード・APカード)を足せば成立します。そこから先の快適装備は、デッキケース・二重スリーブ・保管・収納など各ガイドで深掘りしています。製品の価格や在庫はサプライデータベースでいつでも確認できます。
規定類は改定があるため、この記事の規定引用は執筆時点(2026年7月)の各公式文書に基づいています:ポケモンカードゲーム フロアルール Ver.1.2(2026-01-30)/デュエル・マスターズ 競技イベント運営ルール(2025-05-01版)/遊戯王OCG ショップイベント大会規定(2026-07-21適用)/マジック:ザ・ギャザリング イベント規定(2025-06-30発効)/BANDAI CARD GAMES 基本フロアルール Ver.2.0.0(2026-03-27、ワンピースカード・バトルスピリッツ等に適用)/バトルスピリッツ フロアルール Ver.1.4/ユニオンアリーナ フロアルール Ver.1.3(2024-05-24)・UNION ARENA CHAMPIONSHIP26-27 大会レギュレーション(2026-05-15)/ヴァンガード ファイターズルール・ブシロードTCG共通フロアルール 応用 ver.1.2.12(2026-07-09)ほか各公式サイトの大会案内。競技大会の前には最新の原文をご確認ください。






